経営破綻した英会話学校「ジオス」を今年4月に買収したジー・コミュニケーション(名古屋市)が、3年前に買収したNOVAも含めた英会話事業を売却していたことが4日分かった。
ジー社の元会長で、すでに辞任している稲吉正樹氏が代表を務める投資会社が10月1日付で同事業の運営子会社を買い取った。
ジー社の親会社「フーディーズ」(飲食店開業支援業)が、主力取引銀行の日本振興銀行の破綻で、資金繰りに懸念が生じ、英会話事業から撤退する方針を決めたため、稲吉氏が買収した。
NOVAは490教室、ジオスは167教室ある。英会話事業の運営子会社は、教室の運営に問題はないとしているが、投資会社の資金規模は不明で、生徒の間からは経営の先行きを不安視する声も出ている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101004-00001004-yom-bus_all